せどりの確定申告を、青色申告でやられる方に関係する話です。

白色申告の場合も、やることは同じですので、是非お読みになってください。

 

本記事で紹介するのは、Amazon支払手数料を経費計上する方法です。

 

青色申告でAmazon支払手数料を経費計上する場合、青色申告の損益計算書に、今期支払ったAmazon支払手数料を記入するだけです。

 

以下の2ステップを踏めばよいだけです。

①総勘定元帳にAmazon支払手数料を1つ1つ丁寧に記入する

②青色申告の損益計算書に今期発生したAmazon支払手数料の合計額を記入する

 

青色申告の損益計算書には、「支払手数料」の欄が用意されていません。
ですので、青色申告の損益計算書の空欄に「支払手数料」と記入して、そこに今期発生したAmazon支払手数料を記入することになります。

 

以下、順を追って説明していきます。

 

Amazon支払手数料とは何か?

私の場合は、Amazon手数料が、支払手数料に該当します。

 

私は、「せどり」という転売ビジネスをやっています。
せどりで仕入れた商品をAmazonに出品して、商売しています。

 

Amazonに出品した商品が売れると、商品代金からAmazon支払手数料が差し引かれた金額が、私の銀行口座に振り込まれます。

この他にも、月間手数料というAmazon支払手数料も取られます。

 

Amazon支払手数料をまとめますと、以下の通りになります。

★ Amazon支払手数料

・販売手数料
・カテゴリー成約料
・100円の基本成約料
・月間手数料

 

Amazonセラーセントラルでは、これらAmazon支払手数料を集計して、画面表示してくれます。

 

以下、私のAmazonペイメントの画面をお見せします。

 

私のAmazonセラーセントラルの画面

 

上記の画像で、「Amazon手数料合計」とありますよね。

この「Amazon手数料合計」の金額がAmazon支払手数料です。

この金額を、総勘定元帳に記入します。

 

総勘定元帳に記入が終わりましたら、今期発生したAmazon支払手数料を集計して、青色申告の損益計算書に記入して終わりです。

青色申告で必要な書類は?

以下の3つの書類への記入が必要です。

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

確定申告書B 第一表、 第二表

 

 

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

詳しくは、『国税庁が公表している確定申告書B』を御覧ください

青色申告で確定申告をされる方も、白色申告で確定申告をされる方も、どちらも「確定申告書B」を使用します。

私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

 

★所得税青色申告決算書(ここにAmazon支払手数料を記入!!)

所得税青色申告決算書は、以下の3つの書類から構成されています。

青色申告の損益計算書(ここにAmazon支払手数料を記入!!)

青色申告の損益計算書(ここに支払手数料を記入!!)

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の貸借対照表

青色申告の貸借対照表

 

この書類のPDFファイルは、『所得税青色申告決算書(一般用)【平成25年分以降用】』にあります。

 

Amazon支払手数料は、所得税青色申告決算書の青色申告の損益計算書の空欄に「支払手数料」の項目を用意して、今期発生したAmazon支払手数料を記入します。

青色申告の損益計算書の空欄に「支払手数料」の項目を用意して、今期発生した支払手数料を記入

青色申告の損益計算書にAmazon支払手数料を記入

以下の手順で、Amazon支払手数料を収支内訳書に記入します。

①総勘定元帳にAmazon支払手数料を1つ1つ丁寧に記入する

②青色申告の損益計算書に今期発生したAmazon支払手数料の合計額を記入する

①総勘定元帳にAmazon支払手数料を1つ1つ丁寧に記入する

総勘定元帳の中に、勘定科目「支払手数料」を用意して、毎月かかったAmazon支払手数料を記帳していきます。

Amazon支払手数料の按分割合:私は100%

按分割合とは、事業に使用した割合のことです。

私の顧問税理士は、按分割合ではなく事業割合と呼んでいます。

どちらも、意味は同じです。

 

私の場合、Amazon支払手数料の按分割合を100%としています。

発生したAmazon支払手数料は、全て事業に関係するものであるという位置づけです。

せどりで仕入れた商品を、Amazonで商品を売って、Amazon支払手数料を差し引かれているので、按分割合は100%と判断しています。

 

もし、みなさんが支払ったAmazon支払手数料が、全て事業に関係するもので無いのでしたら、事業割合で按分しましょう。

総勘定元帳へのAmazon支払手数料の記入例

総勘定元帳に勘定科目「支払手数料」を用意して記入していきます。

 

記入するAmazon支払手数料の金額ですが、私の場合は、Amazonペイメントの画面に表示されている「Amazon手数料合計」の金額を、総勘定元帳に記入しています。

先ほどお見せしました、Amazonペイメントの画像をもう一度示します。

 

 

このAmazonペイメントにある、「Amazon手数料合計」の項目がAmazon支払手数料になります。

 

なお、法人でない限り、つまり、青色申告をされている個人事業主は、全員、会計年度が1月1日~12月31日です。

会計年度が1月1日~12月31日であるという前提で話を進めます。

 

以下、総勘定元帳への簡単な記入例を示します。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 支払手数料

1.14 Amazon(1/1~1/14)手数料 524,796
1.28 Amazon(1/14~1/28)手数料 383,708
1月計 908,504 残高 908,504

2.11 Amazon(1/28~2/11)手数料 383,462
2.25 Amazon(2/11~2/25)手数料 658,317
2月計 1,041,779 残高 1,950,283

3.11 Amazon(2/25~3/11)手数料 605,065
3.25 Amazon(3/11~3/25)手数料 901,777
3月計 1,506,842 残高 3,457,125

4.8 Amazon(3/25~4/8)手数料 670,251
4.22 Amazon(4/8~4/22)手数料 508,512
4月計 1,178,763 残高 4,635,888

5.6 Amazon(4/22~5/6)手数料 473,991
5.20 Amazon(5/6~5/20)手数料 362,149
5月計 836,140 残高 5,472,028

6.3 Amazon(5/20~6/3)手数料 561,578
6.17 Amazon(6/3~6/17)手数料 519,936
6月計 1,081,514 残高 6,553,542

7.4 Amazon(6/17~7/1)手数料 1,348,970
7.18 Amazon(7/1~7/15)手数料 802,598
7月計 2,151,568 残高 8,705,110

8.1 Amazon(7/15~7/29)手数料 510,602
8.15 Amazon(7/29~8/12)手数料 503,343
8.29 Amazon(8/12~8/26)手数料 1,850,472
8月計 2,864,417 残高 11,569,527

9.12 Amazon(8/26~9/9)手数料 112,2471
9.26 Amazon(9/9~9/23)手数料 772,715
9月計 1,895,186 残高 13,464,713

10.10 Amazon(9/23~10/7)手数料 599,150
10.24 Amazon(10/7~10/21)手数料 470,889
10月計 1,070,039 残高 14,534,752

11.7 Amazon(10/21~11/4)手数料 388,405
11.21 Amazon(11/4~11/18)手数料 304,361
11月計 692,766 残高 15,227,518

12.5 Amazon(11/18~12/2)手数料 452,139
12.19 Amazon(12/2~12/16)手数料 537,066
12.30 Amazon(12/16~12/30)手数料 397,876
12月計 1,387,081 残高 16,614,599

今期末の残高 16,614,599円

 

以上、簡単な例を示しました。

 

後は、青色申告の損益計算書に、「今期末の残高」を記入すれば、終わりです。

 

②青色申告の損益計算書に今期発生したAmazon支払手数料の合計額を記入する

総勘定元帳へAmazon支払手数料の記入が終わりましたか?

 

終わりましたら、後は、総勘定元帳に記されているAmazon支払手数料の今期末の残高を、青色申告の損益計算書に記入して終わりです。

 

青色申告の損益計算書の空白欄に「支払手数料」と書いて、そこに、総勘定元帳に記されているAmazon支払手数料の「今期末の残高」を記入します。

 

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、青色申告の損益計算書の支払手数料の欄に記入しましょう。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 支払手数料

12月計 1,387,081 残高 16,614,599

今期末の残高 16,614,599円

 

★青色申告の損益計算書の支払手数料の欄にAmazon支払手数料を記入

青色申告の損益計算書の支払手数料の欄に記入

以上で、青色申告での支払手数料の計上は終了です。

青色申告のAmazon支払手数料の記入方法のまとめ

青色申告でAmazon支払手数料を経費計上する場合、以下の2つのステップを踏みます。

①総勘定元帳にAmazon支払手数料を1つ1つ丁寧に記入する

②青色申告の損益計算書に今期発生したAmazon支払手数料の合計額を記入する

 

たった2つだけです。

 

金額を間違えないように注意しましょう!

 

弥生シリーズを使うか税理士を雇うかの基準

年間総売上が1,000万円以下の方は弥生シリーズを、年間総売上が1,000万円以上ある方は税理士を雇いましょう。

私の顧問税理士曰く、年間総売上が1,000万円を超えている方は、税務調査の対象になりやすいそうです。

理由は、売上が大きいとそれだけお金を持っていることになり、追徴してさらに金を搾り取れるからだそうです。

 

追徴されないよう、税理士を雇ったほうが良いでしょう。

年間総売上1,000万円以下→弥生シリーズ

年間総売上1,000万円以下の方は税務調査に入られる確率はかなり低いはずなので、自分で確定申告を済ませて大丈夫かと思います。

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先程私は、年間総売上が1,000万円以下の場合は、税務調査に入られる確率はかなり低いと言いました。

しかし、申告漏れがあったり、経費で「黒」の部分があったりする方は、この限りではありません。

法人・青色申告・白色申告問わずです。

なので、漏れなく確実に確定申告を済ませるためにも、ベーシックプランには加入することをオススメします。

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そして、来るべき税務調査に備えてください。

以上です。