本記事は、書籍を販売されているセラーに向けての内容となっております。
今回お話するテーマは、予約商品です。

 

書籍を予約商品として出品できるのは、Amazonが出品している書籍のみです。
一般のセラーは、書籍を予約商品として出品出来ません。
もし卸問屋と契約して、発売日より前に書籍を入手出来ても、Amazonには出品出来ません。
一般雑誌などは、予約商品として出品した方が、明らかに売れます。
このように、Amazonが、予約商品である書籍を独占販売しているせいで、販売機会を逃してしまうセラーもいます。

予約商品とは

発売日が、在庫管理画面に商品登録をした時から3日以上先の商品のことを、Amazonでは予約商品と呼びます。
FBAで出品不可、自己発送(出品者出荷)のみ出品可能です。
商品発売日に、予約注文分の出荷を行います。
詳しくは『Amazonヘルプページ 予約注文商品の出品』を御覧ください。

本議題

書籍を予約商品として出品できるのは、Amazonが出品している書籍のみです。

 

この事実に怒ったあるセラーが、Amazonセラーフォーラムに投稿していました。
投稿内容を紹介します(原文のままだと分かりにくいので、文章を校正しています)。

あまりにもやり方が汚いので告発させていただきます。

 

現在書籍カテゴリーでは、出品者による予約販売は認められていません。
Amazonはこのシステムを悪用して、書籍カテゴリーで、発売日前の本を予約商品として出品していますが、我々セラーには出品することを認めず商品を独占しています。

そして、このAmazonが出品している本が完売して「在庫切れ」の状態になりました。
それでも、Amazonは発売日前の本は予約商品であるという理屈を盾にして、我々セラーに販売をさせてくれません。
Amazonテクニカルサポートに抗議しましたが、却下されてしまいました。
これがまともな企業のやる事でしょうか?

Amazonだからしょうがない

Amazonが、予約商品である書籍を独占販売しているせいで、販売機会を逃してしまう。
この事実に対する結論は、Amazonだからしょうがないです。

 

Amazon直販商品(Amazon.co.jp販売商品)は、カートボックスが独占的に獲得出来たり、予約販売が出来たりなど、我々にセラーとは別のルールが適用されていることは、承諾する他ないでしょう。
Amazonが自社サイトで自社に有利な運用をするのは、仕方がありません。

 

Amazonと出品者とは対等ではありません。
我々セラーは、Amazonが用意した場所を間借りして店舗を構えて、利益を出しています。
販売手数料は、いわば場所代です。
Amazonが用意した場所を借りて営業させてもらっているわけですから、Amazonが決めたルールに従うしかありません。

嘆くセラー

Amazonセラーフォーラムに投稿された、先ほど紹介したセラーとは別のセラーの投稿内容を紹介します(原文のままだと分かりにくいので、文章を校正しています)。

Amazon.co.jp販売商品は別ルールが適用されて、自社に有利な運用となっており、これを正すのは無理でしょうね。
まさに「amazonよるシステム管理権限を悪用」しているとしか言いようがないのですが、当方もどうにもなりませんでした。

 

カートボックス獲得についても、Amazonが在庫を処分したい場合は、売価に20~30%の差があっても、Amazonがカートボックスを独占しています。
当方の出品商品の中で、Amazon.co.jp販売商品と競合している商品が現在35点あります。
このうちの3点は、価格差があるにも関わらずAmazonがカートボックスを独占している状態です。

 

また、Amazon.co.jp販売商品が在庫切れの場合、以下のような表記が記載されています。
『販売: Amazon.co.jp 一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。 注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。』

 

この様な表記は、一般のセラーが販売する商品には適用されません。
在庫切れの商品の納期が1~2ヵ月程度と長いのはザラです。それでも、こんな商品がカートボックスを獲っている(笑)

 

また、Amazonと競合している商品についても、Amazonが異常な値下げをしてカートボックスを獲り続けています。
もう呆れて放置しています。
困るのは、異常な値下げをされると価格対抗が出来ず、Amazon.co.jp販売商品の在庫が無くなるまで待つしか無く、当方が出せる価格では長い期間売れなくなってしまいます
一般のセラーが損切り目的で在庫を一掃することはまだ理解できるのですが、Amazon.co.jpがこれをするのは、未だ納得がいきませんし、問題ありの行為だと認識しています。
しかし、何もできずに見ているのが現状です。

 

ここまでの話をまとめます。
①マーケットプレイス出品者を積極的に募集しているくせに、マーケットプレイス出品者を蔑ろにする。
②FBAで販売するセラーを積極的に募集しているくせに、Amazonフルフィルメントセンターの管理が杜撰。
(これからFBAで出品される方に向けてAmazonフルフィルメントセンター見学会が行われているが、既にFBAで出品されている方に向けてのAmazonフルフィルメントセンター見学会が行われない、など)

 

これがAmazonのやり方なのです。
大変悪質であり、まともな企業のやる事ではありません。

Amazonが嫌なら自社サイトで販売を

以上、予約商品について、Amazonマーケットプレイスの理不尽なシステムを紹介しました。

 

と言っても、以前と比べて、Amazonは我々セラーに大分手厚くなりました。
FBAで販売した商品の購入者からの返品があって返金処理がなされても、返金してくれる頻度が以前よりも上がっています。
Amazonは、以前とは違い、我々セラーからの意見を汲んだシステム運用をするようになったと、私は感じています。

 

もしAmazonのやり方に不満なら、やはりAmazonで販売するのを止めるしかないでしょう。
ご自身が決めたルールで販売したいのなら、自社サイトを立ち上げて、仕入れた商品を販売されると良いかと思います。
ただ、Amazonで出品していた時のような売上を出すまでに自社サイトを育てるのは、相当な時間がかかるかと思いますが・・・。
そんなことをするのなら、Amazonのルールを勉強して、Amazonと上手く付き合って販売していくことを考えたほうが良いかと私は思います。

まとめ

・書籍を予約商品として出品できるのは、Amazonが出品している書籍のみ

・卸問屋と契約して、発売日より前に書籍を入手出来る方の場合は、販売機会を逃してしまうことになる

・Amazonマーケットプレイスには、こうした理不尽こともあるが、それでも、Amazonマーケットプレイスは魅力的。Amazonが嫌なら自社サイトで商売するべき

 

以上です。